日商簿記3級 練習問題 36:簿記の基本:試算表の役割
試算表に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 試算表は、総勘定元帳の各勘定への転記が正しく行われているかを検証するために作成される。
- 試算表は、決算整理後の財政状態を外部に開示するために作成される公式な書類である。
- 試算表は、仕訳帳に記入する前に取引の発生順序を確認するために作成される表である。
- 試算表は、当期の利益額を株主に報告するために毎月作成が義務付けられている表である。
- 試算表は、税務署への申告書類として提出することが法律で定められている表である。
正解と解説を見る
正解:試算表は、総勘定元帳の各勘定への転記が正しく行われているかを検証するために作成される。
試算表は、仕訳帳から総勘定元帳への転記が正確に行われたかを確認するために、各勘定の借方合計と貸方合計、または残高を一覧にまとめた表です。
【正解の理由】
複式簿記では取引を借方と貸方に同額で記録するため、すべての勘定を集計すれば借方合計と貸方合計は必ず一致します。この性質を利用して転記の正確性をチェックするのが試算表の目的です。
【不正解の理由】
• 「決算整理後の財政状態を外部に開示するために作成される公式な書類」:外部への開示を目的とした公式書類は貸借対照表であり、試算表は内部確認用の集計表である
• 「仕訳帳に記入する前に取引の発生順序を確認するため」:試算表は仕訳・転記の後に作成されるものであり、記入前の確認には使われない
• 「当期の利益額を株主に報告するために毎月作成が義務付けられている」:試算表の作成頻度や株主報告は法律上義務付けられていない
• 「税務署への申告書類として提出することが法律で定められている」:試算表を税務申告書類として提出する法的義務はない