vSAN(Virtual SAN)基礎知識 練習問題 18:vSANの空き容量確保要件(Slack Space/運用予約容量)
vSANのSlack Space(スラックスペース)について、正しい説明はどれか。
- Slack Spaceとは、リビルドやメンテナンスのために確保する空き容量のことである
- Slack Spaceはキャッシュ層の容量のみを指し、キャパシティ層には適用されない
- Slack Spaceを確保するとvSANデータストアの実効容量は増加する
- Slack Spaceは重複排除および圧縮機能を有効にした場合にのみ考慮すべき概念である
- Slack Spaceはユーザーが手動で設定することはできず、常に固定値である
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正解:Slack Spaceとは、リビルドやメンテナンスのために確保する空き容量のことである
Slack Spaceは、ディスク障害時のリバランス・リビルド処理やメンテナンスモード実行時に必要となる予備の空き容量であり、クラスタの安定運用のために確保が推奨されています。
【正解の理由】
vSANでは容量に余裕がないと、ホスト障害時のデータ再構築やメンテナンスモードでのデータ退避が正常に行えなくなるため、一定割合(一般的に総容量の一部)を予備領域として空けておくことが推奨されています。
【不正解の理由】
• 「キャッシュ層の容量のみを指し、キャパシティ層には適用されない」:Slack Spaceはキャパシティ層全体の空き容量に関する概念であり、キャッシュ層は含まれない
• 「Slack Spaceを確保するとvSANデータストアの実効容量は増加する」:Slack Spaceは使用を控えるべき予備領域であるため、確保することで実際に使用可能な容量はむしろ制限される
• 「重複排除および圧縮機能を有効にした場合にのみ考慮すべき概念である」:重複排除・圧縮の有無にかかわらず、リビルドやメンテナンスのためにSlack Spaceの確保は推奨される
• 「ユーザーが手動で設定することはできず、常に固定値である」:Slack Spaceの推奨割合はvSANのバージョンや運用ポリシーによって調整可能である