vSAN(Virtual SAN)基礎知識 練習問題 75:ネットワーク(ルーティング)
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vSANネットワークにおいて、ホストを別々のサブネットに配置してL3ルーティングで通信させる場合の設定要件として正しいものはどれか。
- vSANトラフィック専用のL2スイッチを物理的に増設し、すべてのホストを同一サブネットに収容する必要がある。
- vSAN用のVMkernelポートに対し、管理ネットワークとは別に静的ルート(Static Route)を追加設定する。
- ルーターのマルチキャスト機能を有効化し、vSANトラフィック用の専用IGMPスヌーピンググループを構成設定する。
- ホストの再起動時にネットワーク構成がリセットされないよう、vCenter Serverから直接L3ルーティングを制御する。
- L3ルーティングを利用する場合は、すべてのホストでIPv6を有効化し、ステートレス自動設定でIPアドレスを取得する。
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正解:vSAN用のVMkernelポートに対し、管理ネットワークとは別に静的ルート(Static Route)を追加設定する。
vSANネットワークにおいて、別々のサブネットに配置されたホスト間で通信(L3ルーティング)を行う場合、vSANトラフィックを正しいゲートウェイへ流すために、ESXiホストのvSAN用VMkernelポートに対して静的ルート(Static Route)を追加設定する必要があります。
【正解の理由】
ESXiホストはデフォルトTCP/IPスタックを使用する場合、デフォルトゲートウェイを1つしか持てません(通常は管理ネットワーク側)。そのため、vSANトラフィックが別サブネットへ向かう際、適切なルーターを経由させるために「esxcli network ip route ipv4 add」等のコマンドで静的ルートを手動追加するか、vSANカスタムTCP/IPスタックを使用する必要があります。
【不正解の理由】
• 「すべてのホストを同一サブネットに収容する必要がある」は誤り。vSANはL3ルーティングをサポートしているため、同一サブネットである必要はありません。
• 「ルーターのマルチキャスト機能を有効化し〜」は誤り。vSAN 6.6以降はユニキャストを使用するため、マルチキャストやIGMPスヌーピングの設定は不要です。
• 「vCenter Serverから直接L3ルーティングを制御する」は誤り。ルーティングは各ESXiホストのVMkernelネットワーク設定レベルで行われます。
• 「IPv6を有効化し、ステートレス自動設定でIPアドレスを取得する」は誤り。L3ルーティングにIPv6の使用は必須ではなく、IPv4でも構成可能です。