vSAN(Virtual SAN)基礎知識 練習問題 73:連携(DRS)
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vSAN環境において「vSphere DRS」が仮想マシン(VM)の配置を決定する際の挙動として、正しいものはどれか。
- DRSは仮想マシンのデータが配置されているホストを常に優先して、コンピューティングリソースを割り当てる。
- DRSはCPUとメモリの負荷状況に基づいてVMを配置し、vSANのコンポーネント配置場所を考慮して移動しない。
- DRSはvSANの再同期処理を検知すると、負荷を分散させるために影響を受けるVMを自動的に別ホストへ退避する。
- DRSはvSANクラスタ内でのI/Oトラフィックを最適化するため、定期的にオブジェクトの再配置タスクを実行する。
- DRSはストレージの空き容量が閾値を超えた場合に、自動的にストレージvMotionを実行して容量を平準化させる。
正解と解説を見る
正解:DRSはCPUとメモリの負荷状況に基づいてVMを配置し、vSANのコンポーネント配置場所を考慮して移動しない。
vSAN環境におけるvSphere DRS(Distributed Resource Scheduler)は、CPUとメモリの負荷状況に基づいて仮想マシンを配置・移動させますが、vSANのデータ(コンポーネント)の配置場所は考慮しません。
【正解の理由】
DRSはコンピューティングリソース(CPUとメモリ)の最適化を目的としており、vSANが提供する共有ストレージ上のデータ局所性(Data Locality)に基づいて仮想マシンの配置を決定する機能はありません。ストレージのI/OはvSANネットワークを通じて適切に処理されるため、データと異なるホストで仮想マシンが実行されても問題なく動作します。
【不正解の理由】
• 「データが配置されているホストを常に優先」は誤り。DRSはデータ配置を判断基準にしません。
• 「再同期処理を検知すると〜別ホストへ退避」は誤り。DRSはvSANのバックエンドの再同期トラフィックに基づいてvMotionをトリガーすることはありません。
• 「定期的にオブジェクトの再配置タスクを実行」は誤り。オブジェクトのリバランスを行うのはvSANの機能であり、DRSの役割ではありません。
• 「自動的にストレージvMotionを実行して容量を平準化」は誤り。vSANは単一のデータストアとして機能するため、vSANデータストア内でストレージvMotionによる容量平準化は行われません(容量平準化はvSANのリバランスで行われます)。