vSAN(Virtual SAN)基礎知識 練習問題 35:vSANとvSphere HAの連携
vSAN環境でvSphere HAを利用する際のネットワーク上の動作について、正しいものはどれか。
- vSphere HAを利用するためには、各ホストに最低でも2つの専用のFC(ファイバーチャネル)アダプタを搭載する必要がある。
- ホスト障害時には、自動的にストレージ内の仮想マシンのデータを他の無傷のデータストアへ即座にマイグレーションして再起動する。
- vSphere HAのハートビート通信は、デフォルトで管理ネットワークではなくvSANトラフィック用ネットワークを経由して行われる。
- vSphere HAのハートビート通信は、必ずvMotionネットワークのみを使用してホストの生存確認を実施するように設計されている。
- 仮想マシンが再起動される際、vSANのストレージポリシーは無視され、一時的にローカルデータストアに配置されてから起動する。
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正解:vSphere HAのハートビート通信は、デフォルトで管理ネットワークではなくvSANトラフィック用ネットワークを経由して行われる。
vSAN環境におけるvSphere HA(High Availability)の動作として、HAのハートビート通信がデフォルトで管理ネットワークではなくvSANトラフィック用ネットワークを経由して行われるという説明が正解となります。
【正解の理由】
標準的なvSphere環境では、vSphere HAのハートビート通信は管理ネットワークを使用しますが、vSANが有効なクラスタでは、ストレージ通信の断絶とホストの孤立状態を正確に判断するため、自動的にvSANネットワークを使用してハートビート通信を行うよう動作が変更されます。
【不正解の理由】
• 「各ホストに最低でも2つの専用のFC(ファイバーチャネル)アダプタを搭載する必要がある」という説明は誤り。vSANはイーサネットネットワークを使用するためFCアダプタは不要
• 「自動的にストレージ内の仮想マシンのデータを他の無傷のデータストアへ即座にマイグレーションして再起動する」という説明は誤り。vSANではデータ自体は既にクラスタ内に分散・冗長化(レプリカとして配置)されており、データ自体を移動するのではなく他のホストで再起動する
• 「必ずvMotionネットワークのみを使用してホストの生存確認を実施するように設計されている」という説明は誤り。vSAN環境ではvMotionではなくvSANネットワークが使用される
• 「仮想マシンが再起動される際、vSANのストレージポリシーは無視され、一時的にローカルデータストアに配置されてから起動する」という説明は誤り。HAによる再起動時もvSAN上のオブジェクトとして扱われる