vSAN(Virtual SAN)基礎知識 練習問題 24:vSANの障害検知後の自動修復動作
vSANのオブジェクト修復に関する「修復遅延タイマー(Repair Delay Timer / CLOMD Timer)」について、正しい説明はどれか。
- 障害検知後デフォルトで60分間待機し、復旧しなければ自動でコンポーネントの再構築を開始する
- 障害検知直後、待機時間なしで即座にすべてのコンポーネントの再構築を強制的に開始するための設定である
- ディスクグループ全体を毎日決まった時刻に再構築するためのスケジューラ機能である
- 仮想マシンの電源投入時にのみ動作し、電源投入から一定時間経過後にオブジェクトを検証する機能である
- ネットワークパーティション発生時に、Witnessホストとの通信再確立を試みる回数を制限する設定である
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正解:障害検知後デフォルトで60分間待機し、復旧しなければ自動でコンポーネントの再構築を開始する
vSANでは障害検知後すぐに再構築を開始せず、一時的な障害(再起動やメンテナンス相当の一時停止など)から復旧する可能性を考慮して、デフォルトで60分間の待機時間を設けてから再構築を開始します。
【正解の理由】
この待機時間はCLOMD(Cluster Level Object Manager Daemon)のタイマーによって制御されており、デフォルト値は60分です。この時間内にデバイスやホストが復旧すれば不要な再構築(データ移行)を避けることができ、リソースの浪費を防ぎます。
【不正解の理由】
• 「待機時間なしで即座に強制的に再構築を開始する」という説明は誤り。デフォルトでは一定の待機時間を設けてから再構築を判断する仕組みである。
• 「毎日決まった時刻に再構築するスケジューラ機能」という説明は誤り。これは定期スケジュール処理ではなく、障害検知を起点とするタイマーである。
• 「仮想マシンの電源投入時にのみ動作する」という説明は誤り。このタイマーは電源状態に関わらず、デバイスやホストの障害を検知した時点から動作する。
• 「Witnessホストとの通信再確立の試行回数を制限する設定」という説明は誤り。これは再構築開始までの待機時間を制御する仕組みであり、通信再試行回数の制限機能ではない。