vSAN(Virtual SAN)基礎知識 練習問題 22:vSANのデータ配置とI/Oアーキテクチャ
vSANにおけるデータの局所性(Data Locality)に関する考え方として、正しい説明はどれか。
- vSANは仮想マシンのデータをできる限り実行中のホストと同じホスト上に配置し、ネットワーク経由のI/Oを最小化する設計を基本とする
- vSANは分散ストレージであるため、仮想マシンのI/Oは通常クラスタ内の複数ホストにまたがるネットワーク経由で処理される
- vSANでは常に仮想マシンとそのデータが同一ホストに固定され、vMotionによる移行が禁止される
- データの局所性を実現するために、すべての仮想マシンのデータは単一のディスクグループにのみ格納される
- データ局所性はキャッシュ層にのみ適用され、キャパシティ層のデータには一切関係しない概念である
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正解:vSANは分散ストレージであるため、仮想マシンのI/Oは通常クラスタ内の複数ホストにまたがるネットワーク経由で処理される
vSANは分散オブジェクトストレージであり、仮想マシンのコンポーネントはポリシーに基づいてクラスタ内の複数ホストに分散配置されるため、I/Oはネットワークを経由して処理されるのが一般的です。
【正解の理由】
vSANはHCI(ハイパーコンバージドインフラ)として、可用性のためにデータを複数ホストに分散して保持する設計であり、仮想マシンが稼働するホストとデータが格納されているホストが一致するとは限らないため、ネットワーク経由のI/Oが発生することが通常です。
【不正解の理由】
• 「実行中のホストと同じホスト上に配置しネットワークI/Oを最小化する」という説明は誤り。vSANは可用性確保のためデータを分散配置する設計であり、ローカル局所性を優先する設計ではない。
• 「仮想マシンとデータが同一ホストに固定されvMotionが禁止される」という説明は誤り。vSAN環境でもvMotionによる仮想マシンの移行は通常通り可能である。
• 「すべてのデータが単一のディスクグループにのみ格納される」という説明は誤り。オブジェクトはポリシーに応じて複数のディスクグループ・複数ホストに分散配置される。
• 「キャッシュ層にのみ適用されキャパシティ層には関係しない」という説明は誤り。データ配置の分散はキャッシュ層・キャパシティ層を問わずアーキテクチャ全体に関わる概念である。