VMware Certified Professional - Data Center Virtualization 練習問題 49:仮想ネットワーク:仮想ネットワークアダプタ
vSphere環境の仮想マシンで利用できるネットワークアダプタ「VMXNET3」の特徴として、正しい説明はどれか。
- E1000Eアダプタの直接的な後継として開発されたハードウェアエミュレーションであり、OSに標準搭載されているドライバだけで常に最高のパフォーマンスを発揮する。
- 物理ネットワークカードの機能を完全にエミュレートするため、仮想マシンのCPUに大きな負荷をかけるが、古いゲストOSでもドライバを追加せずに動作できる。
- パフォーマンスに最適化された準仮想化(Paravirtualized)デバイスであり、最高の機能と性能を得るためにはゲストOSにVMware Toolsのインストールが必要となる。
- SR-IOV(Single Root I/O Virtualization)専用のアダプタであり、ホストの物理NICを直接バイパスして通信を行うため、標準スイッチ環境でのみ利用できる。
- ゲストOSのネットワーク設定に依存せず、ホストのIPアドレスを共有して通信するNAT(Network Address Translation)専用の仮想ネットワークアダプタである。
正解と解説を見る
正解:パフォーマンスに最適化された準仮想化(Paravirtualized)デバイスであり、最高の機能と性能を得るためにはゲストOSにVMware Toolsのインストールが必要となる。
VMXNET3は、パフォーマンスに最適化された準仮想化(Paravirtualized:物理ハードウェアを模倣せず、仮想環境に特化して効率化した仕組み)デバイスであり、OSにVMware Toolsをインストールすることで最適なドライバが提供されるため、正解はこの内容の通りです。
【正解の理由】
VMXNET3は次世代の高性能仮想ネットワークアダプタであり、10Gbps以上の通信に対応します。これを利用するには、ゲストOSにVMware Toolsをインストールして専用のドライバを組み込む必要があります。
【不正解の理由】
• 「E1000Eアダプタの直接的な後継として開発されたハードウェアエミュレーションであり、標準ドライバだけで動作する」という説明は誤り。ハードウェアエミュレーション(=物理ハードウェアをソフトウェアで完全に模倣する技術)ではなく、準仮想化デバイスです。
• 「物理ネットワークカードの機能を完全にエミュレートするためCPU負荷が高い」という説明は誤り。物理デバイスの模倣を行わないため、逆にCPU負荷は低く抑えられます。
• 「SR-IOV(Single Root I/O Virtualization)専用のアダプタである」という説明は誤り。VMXNET3はSR-IOV専用ではなく、一般的な仮想スイッチ環境で広く利用される標準的なアダプタです。
• 「ホストのIPアドレスを共有して通信するNAT専用の仮想ネットワークアダプタである」という説明は誤り。ブリッジ接続など、通常のレイヤー2ネットワーク通信をサポートしています。