Cisco Certified Network Associate(CCNA) 練習問題 27:ルーティングプロトコル:EIGRPの経路計算アルゴリズム
EIGRP(Enhanced Interior Gateway Routing Protocol)の特性について、正しい説明はどれか。
- DUAL(拡散更新アルゴリズム)を用いてループのないバックアップルートを事前に計算できる
- EIGRPはリンク状態型プロトコルであり、SPFアルゴリズムを使用する
- EIGRPのメトリックはホップ数のみで計算される
- EIGRPはCisco機器以外のベンダー製品でも標準的にサポートされているオープン標準プロトコルである
- EIGRPは経路情報を常に30秒ごとにフルアップデートとして送信する
正解と解説を見る
正解:DUAL(拡散更新アルゴリズム)を用いてループのないバックアップルートを事前に計算できる
EIGRPはDUAL(拡散更新アルゴリズム、=経路の最適性を保証しながら高速に収束させるアルゴリズム)を使用し、フィージブルサクセサ(=ループが発生しない代替経路)を事前に計算しておくことで高速なフェイルオーバーを実現する。
【正解の理由】
DUALはメインルート(サクセサ)に加えて、条件を満たす代替経路(フィージブルサクセサ)を事前に計算・保持する。これにより障害発生時に再計算なしで即座に切り替えができる。
【不正解の理由】
• 「リンク状態型プロトコルでSPFアルゴリズムを使用する」:EIGRPはディスタンスベクター型の拡張プロトコルであり、SPF(最短パス優先)はOSPFなどのリンク状態型プロトコルで使われるため誤り
• 「メトリックはホップ数のみで計算される」:EIGRPは帯域幅、遅延、信頼性、負荷などを組み合わせた複合メトリックを使用するため誤り
• 「オープン標準プロトコルである」:EIGRPはもともとCisco独自プロトコルであり、後に一部がIETFに提出されたが、標準的に他ベンダーで広く使われているとは言えないため誤り
• 「常に30秒ごとにフルアップデートを送信する」:EIGRPは変化があった場合のみ部分更新を送信する仕組みであり、定期的なフルアップデートは行わないため誤り