日商簿記3級 練習問題 28:仕訳:償却済み債権の回収
次の取引の仕訳として、正しいものはどれか。
以前に貸倒れとして処理していた売掛金のうち10,000円を、当期に現金で回収した。
- 借方:現金 10,000 貸方:償却債権取立益 10,000
- 借方:現金 10,000 貸方:売掛金 10,000
- 借方:現金 10,000 貸方:貸倒引当金 10,000
- 借方:貸倒損失 10,000 貸方:現金 10,000
- 借方:現金 10,000 貸方:貸倒損失 10,000
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正解:借方:現金 10,000 貸方:償却債権取立益 10,000
前期以前に貸倒れとして処理済みの債権を当期に回収した場合、既に売掛金は帳簿から消えているため、収益として「償却債権取立益」を計上する。
【正解の理由】
貸倒れ処理時に売掛金は既に消滅しているため、当期の回収額は売掛金の減少ではなく、臨時の収益(償却債権取立益)として処理する必要がある。
【不正解の理由】
• 「貸方:売掛金」:貸倒れ処理時に既に売掛金は消滅しているため、今回の回収で減少させる売掛金残高は存在しない。
• 「貸方:貸倒引当金」:貸倒引当金は将来の貸倒れに備える見積り勘定であり、過去の貸倒れの回収とは無関係である。
• 「借方:貸倒損失、貸方:現金」:貸倒損失は債権が回収不能になった際に計上する費用であり、回収時の処理とは逆の性質を持つため誤り。
• 「貸方:貸倒損失」:貸倒損失は費用勘定であり、収益の取り消しのように扱うのは会計処理として不適切である。