vSAN(Virtual SAN)基礎知識 練習問題 65:ホストの時刻同期
vSANクラスタ環境におけるNTP(時刻同期)の重要性について、正しい説明はどれか。
- vSANクラスタ内の全ホストの時刻を同期しないと、ノード間の通信や証明書の検証に失敗し、クラスタが正常に機能しなくなる。
- vSANクラスタ内の全ホストの時刻を同期しないと、ストレージ容量が実際の半分に減少する仕様となっており監視が必須である。
- ホスト間で時刻がずれていても、vCenter Serverが自動的にオフセットを計算するため、システムへの影響は一切発生しない。
- 時刻同期は外部のクラウドサービスと連携する場合のみ必要であり、オンプレミス環境の閉じたvSANでは設定してはならない。
- NTPは仮想マシンのゲストOS内でのみ設定するものであり、ESXiホスト間で時刻を同期させることは推奨されていない。
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正解:vSANクラスタ内の全ホストの時刻を同期しないと、ノード間の通信や証明書の検証に失敗し、クラスタが正常に機能しなくなる。
vSANクラスタを構成するESXiホスト間で時刻が同期されていない場合、ノード間通信やセキュリティ認証が正常に動作せず、クラスタに重大な障害をもたらします。
【正解の理由】
分散システムであるvSANは、ノード間で正確に時刻が同期されていることに強く依存しています。時刻がずれていると、クラスタメンバーシップの維持、ログの照合、およびSSL証明書の有効性検証(時刻が未来や過去すぎると無効と判定される)に失敗するため、NTP(Network Time Protocol)による厳密な時刻同期が必須要件です。
【不正解の理由】
• 「ストレージ容量が実際の半分に減少する仕様となっており」という説明は誤り。時刻のずれが原因でストレージの物理容量や論理容量が意図的に半分になる仕様はありません。
• 「vCenter Serverが自動的にオフセットを計算するため、システムへの影響は一切発生しない」という説明は誤り。vCenterが自動でずれを補正して無効化する仕組みはなく、時刻同期の失敗は直ちにクラスタの異常を引き起こします。
• 「外部のクラウドサービスと連携する場合のみ必要であり、オンプレミス環境の閉じたvSANでは設定してはならない」という説明は誤り。閉じたオンプレミス環境であっても、クラスタを構成するホスト間の時刻同期は必須です。
• 「NTPは仮想マシンのゲストOS内でのみ設定するものであり、ESXiホスト間で時刻を同期させることは推奨されていない」という説明は誤り。ESXiホストレベルでのNTP設定は強く推奨(事実上の必須)されています。