vSAN(Virtual SAN)基礎知識 練習問題 31:vSANオブジェクトのコンポーネント配置ルール
vSANのオブジェクト単位で構成される「コンポーネント」がホスト間でどのように配置されるかについて、正しい説明はどれか。
- 同一オブジェクトのミラーコンポーネントは、可用性を確保するため必ず異なるホストに配置される
- 同一オブジェクトのミラーコンポーネントは、パフォーマンス向上のため同一ホストにまとめて配置される
- コンポーネントの配置ホストは管理者が固定的に指定しなければならず、自動配置は行われない
- コンポーネントは常にディスクグループ内のキャッシュ層にのみ配置される
- コンポーネントの配置はネットワーク帯域幅の設定のみに基づいて決定され、障害ドメインは考慮されない
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正解:同一オブジェクトのミラーコンポーネントは、可用性を確保するため必ず異なるホストに配置される
vSANはデータ可用性を確保するため、FTTポリシーに基づいて生成されるミラーコンポーネントを異なるホスト(または障害ドメイン)に自動的に分散配置する。
【正解の理由】
同一ホストの障害によって全コピーが同時に失われることを防ぐため、vSANのDOM(Distributed Object Manager)は自動的に異なるホストへコンポーネントを配置する設計になっている。
【不正解の理由】
• 「同一ホストにまとめて配置される」:これでは可用性が確保できず、vSANの設計思想に反する
• 「管理者が固定的に指定しなければならず、自動配置は行われない」:vSANはCLOM(Cluster Level Object Manager)により自動的に配置先を決定する
• 「常にディスクグループ内のキャッシュ層にのみ配置される」:コンポーネントの永続データはキャパシティ層に格納され、キャッシュ層は読み書きの高速化に使われる
• 「ネットワーク帯域幅の設定のみに基づいて決定され、障害ドメインは考慮されない」:実際には障害ドメインやホストの空き容量なども考慮して配置される