vSAN(Virtual SAN)基礎知識 練習問題 28:ストレッチクラスタのサイト構成
vSANのストレッチクラスタ(Stretched Cluster)構成について、正しい説明はどれか。
- 2つのデータサイトとウィットネスサイトの合計3つのサイトから構成され、サイト間障害に対する可用性を確保する
- ストレッチクラスタでは全てのデータサイトが単一の物理ロケーションに存在しなければならない
- ストレッチクラスタはウィットネスホストを必要とせず、2つのデータサイトのみで構成される
- ストレッチクラスタでは各サイトのデータはコピーされず、常に片方のサイトにのみ保存される
- ストレッチクラスタはvSANの標準ライセンスでは一切利用できない機能である
正解と解説を見る
正解:2つのデータサイトとウィットネスサイトの合計3つのサイトから構成され、サイト間障害に対する可用性を確保する
ストレッチクラスタは地理的に離れた2つのデータサイトと、クォーラム(=合議のための投票権)判定のための1つのウィットネスサイトの合計3サイトで構成され、サイト単位の障害に対応できる可用性の高い構成である。
【正解の理由】
2つのデータサイトそれぞれにデータのコピーが保持され、ウィットネスサイトはデータを持たずにコンポーネントの投票権を管理することでスプリットブレイン(=クラスタが分断され判断が食い違う状態)を防ぐ役割を果たす。
【不正解の理由】
• 「全てのデータサイトが単一の物理ロケーションに存在しなければならない」という説明は誤り。ストレッチクラスタはむしろ地理的に離れた複数サイトを想定した構成である
• 「ウィットネスホストを必要とせず、2つのデータサイトのみで構成される」という説明は誤り。ストレッチクラスタには必ずウィットネスホストが必要である
• 「常に片方のサイトにのみ保存される」という説明は誤り。ストレッチクラスタでは通常両方のサイトにデータのミラーコピーが保持される
• 「標準ライセンスでは一切利用できない」という説明は誤り。ライセンスエディションによって制限はあるが、上位エディションでは利用可能であり、機能自体が完全に排除されているわけではない