VMware Certified Professional - Data Center Virtualization 練習問題 64:可用性:VMCP(APDとPDL)
vSphere HAの「VMコンポーネント保護(VMCP)」における、ストレージの接続障害状態であるAPD(All Paths Down)とPDL(Permanent Device Loss)について、正しい説明はどれか。
- APDは、ストレージへの経路が完全に失われたことをアレイがホストに通知した状態であり、即座にフェイルオーバーが実行される。
- PDLは、ストレージデバイスが完全に消失したことをホストが認識している状態であり、設定に応じて即座にフェイルオーバーが可能である。
- APDは、特定の仮想マシンのゲストOSがクラッシュしたことを検知し、自動的に仮想マシンを再起動させるための特別な監視状態である。
- PDLは、ストレージへの経路がすべて失われたが、デバイス自体が後で回復する可能性があるとホストが判断している待機状態である。
- APDは、ネットワークの遅延を監視し、一定の閾値を超えた場合に仮想マシンを別のホストへライブマイグレーションする機能である。
正解と解説を見る
正解:PDLは、ストレージデバイスが完全に消失したことをホストが認識している状態であり、設定に応じて即座にフェイルオーバーが可能である。
VM Component Protection (VMCP) において、PDLはデバイスが恒久的に失われた状態を指すため、正解はこの内容の通りです。
【正解の理由】
PDL(Permanent Device Loss:永続的デバイス損失)は、ストレージアレイが特定のLUNやデバイスが利用不可能になったことをSCSIセンスコードでホストに明確に通知した状態です。ホストはデバイスが戻ってこないと判断できるため、設定により即座にフェイルオーバー(仮想マシンの再起動)を開始させることができます。
【不正解の理由】
• 「APDは、ストレージへの経路が完全に失われたことをアレイがホストに〜」という説明は誤り(APD:All Paths Downはアレイからの応答がなく、回復する可能性があるかどうかがホストから分からない状態である)
• 「APDは、特定の仮想マシンのゲストOSがクラッシュしたことを検知し〜」という説明は誤り(これはVM Monitoring/VMハートビート監視の説明である)
• 「PDLは、ストレージへの経路がすべて失われたが、デバイス自体が後で〜」という説明は誤り(回復する可能性があると判断するのはAPDの状態である)
• 「APDは、ネットワークの遅延を監視し、一定の閾値を超えた場合に仮想マシンを〜」という説明は誤り(APDはストレージ障害の概念であり、ネットワーク遅延に伴うマイグレーション機能ではない)