G検定(JDLA) 練習問題 23:AIの歴史/エキスパートシステムの限界
AIの歴史における「第2次AIブーム」の終焉の要因について、正しいものはどれか。
- エキスパートシステムが知識獲得のボトルネックに直面し、実用化が停滞したことが要因である
- 深層学習の計算コストが高すぎて、GPUの供給が追いつかなかったことが主な要因である
- GDPRなどの個人情報保護規制が強化され、AI開発に必要なデータ収集が困難になったことが主な要因である
- ビッグデータの欠如により、ニューラルネットワークの学習が全く行えなかったことが主な要因である
- 強化学習アルゴリズムの理論的な欠陥が発見され、研究資金が打ち切られたことが主な要因である
Qraftユーザーの成績:難易度 Bランク(レーティング1280)・正答率 48%(10/21回正解)
レーティングは解いた人の実力と正誤から算出する難しさ(初期値1200)。ランクはその全問題中の順位(S+が最難関、F-が最易)
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正解:エキスパートシステムが知識獲得のボトルネックに直面し、実用化が停滞したことが要因である
1980年代の第2次AIブームは、専門家の知識をルール化して推論を行う「エキスパートシステム」が中心でしたが、専門知識を網羅的かつ矛盾なくルール化することの困難さ(知識獲得のボトルネック)により実用化が進まず、ブームは終焉しました。
【正解の理由】
エキスパートシステムは特定分野において有効でしたが、知識のメンテナンスコストが高く、あいまいな知識や例外的な状況への対応が困難だったため、社会実装が限定的にとどまり、ブームが終息しました。
【不正解の理由】
• 「深層学習の計算コストが高すぎてGPUの供給が追いつかなかった」は誤り。深層学習が注目されたのは第3次AIブーム(2010年代以降)であり、第2次AIブームの時代背景とは異なる
• 「GDPRなどの個人情報保護規制が強化された」は誤り。GDPRは2018年施行であり、第2次AIブーム(1980年代)とは時代が異なる
• 「ビッグデータの欠如によりニューラルネットワークの学習が全く行えなかった」は誤り。第2次AIブームの中心はニューラルネットワークではなくエキスパートシステムである
• 「強化学習アルゴリズムの理論的な欠陥が発見され研究資金が打ち切られた」は誤り。そのような事実はなく、終焉の主因はエキスパートシステムの限界である