Cisco Certified Network Associate(CCNA) 練習問題 57:スパニングツリープロトコル
スパニングツリープロトコル(STP)のポート状態遷移について、正しい説明はどれか。
- Blocking(ブロッキング)状態のポートは、BPDUの受信も一切行わず、リンクダウンしている状態と同等に動作する。
- Listening(リスニング)状態では、MACアドレスの学習を行いながら、ユーザーデータの転送を即座に開始する。
- Learning(ラーニング)状態では、MACアドレスの学習は行うが、ユーザーデータの転送はまだ行わない仕組みである。
- Forwarding(フォワーディング)状態に移行すると、トポロジ変更が起きても二度と他の状態へ遷移することはなくなる。
- Disabled(ディセーブル)状態のポートは、STPに参加してBPDUの送受信を行うが、データの転送のみをブロックする。
正解と解説を見る
STP(スパニングツリープロトコル)のLearning状態では、送信元MACアドレスの学習を行いMACアドレステーブルを構築しますが、データフレームの転送はまだ行わないため正解です。
【正解の理由】
STPのポート状態は Blocking → Listening → Learning → Forwarding の順に遷移します。Learning状態は、データ転送を開始する直前にMACアドレスを学習し、未知のユニキャストのフラッディング(=受信したポート以外のすべてのポートへ転送すること)を防ぐための準備期間です。
【不正解の理由】
• 「Blocking(ブロッキング)状態のポートは、BPDUの受信も一切行わず、リンクダウンしている状態と同等に動作する」という説明は誤り。Blocking状態でもBPDU(制御フレーム)の受信は行います
• 「Listening(リスニング)状態では、MACアドレスの学習を行いながら、ユーザーデータの転送を即座に開始する」という説明は誤り。Listening状態ではBPDUの送受信のみを行い、MACアドレス学習もデータ転送も行いません
• 「Forwarding(フォワーディング)状態に移行すると、トポロジ変更が起きても二度と他の状態へ遷移することはなくなる」という説明は誤り。トポロジ変更があれば再びBlockingなど他の状態へ遷移します
• 「Disabled(ディセーブル)状態のポートは、STPに参加してBPDUの送受信を行うが、データの転送のみをブロックする」という説明は誤り。Disabled状態は管理的にシャットダウンされているため、STPに参加せずBPDUの処理も行いません