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日商簿記3級 練習問題 63:負債:当座借越

買掛金100,000円を支払うため、小切手を振り出して渡した。なお、当座預金の残高は80,000円であるが、銀行と借越限度額200,000円の当座借越契約を結んでおり、当座預金勘定のみを用いて記帳している。この取引の貸方の仕訳として正しいものはどれか。

  1. 貸方を当座預金80,000円および当座借越20,000円として分けて記帳する。
  2. 貸方を当座預金100,000円として全額を一つの勘定科目で処理して記帳する。
  3. 貸方を当座預金80,000円および短期借入金20,000円として分けて記帳する。
  4. 貸方を現金100,000円として全額を一つの勘定科目で一括して処理記帳する。
  5. 貸方を当座借越100,000円として全額を一つの勘定科目で処理して記帳する。
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正解:貸方を当座預金100,000円として全額を一つの勘定科目で処理して記帳する。

当座預金勘定のみを用いて記帳している(一勘定制)場合、小切手の振出額が当座預金残高を超えても、全額を「当座預金」の減少として貸方に計上する処理が正解です。

【正解の理由】
当座借越契約(=残高不足でも限度額まで銀行が立て替えてくれる契約)を結んでおり、当座預金勘定のみを使用している場合、残高を超えた振り出しであっても振出額全額(100,000円)を当座預金の貸方に記入します。この結果、当座預金勘定の残高は貸方残高(マイナス状態=実質的な負債)となりますが、期中はこのまま処理します。

【不正解の理由】
• 「貸方を当座預金80,000円および当座借越20,000円として分けて記帳する」という説明は誤り(これは二勘定制と呼ばれる処理であり、問題文で「当座預金勘定のみを用いて記帳している」と指定されているため不適切)
• 「貸方を当座預金80,000円および短期借入金20,000円として分けて記帳する」という説明は誤り(期中において直ちに短期借入金として処理するのではなく、あくまで当座借越契約に基づき処理する)
• 「貸方を現金100,000円として全額を一つの勘定科目で一括して処理記帳する」という説明は誤り(小切手を振り出しているため現金勘定が減少するわけではない)
• 「貸方を当座借越100,000円として全額を一つの勘定科目で処理して記帳する」という説明は誤り(残高のある80,000円分も含めてすべて借越とするのは誤りであり、当座預金勘定を用いる指示に反する)

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