日商簿記3級 練習問題 30:決算整理:費用の見越し・繰延べ
決算整理事項の一つである「前払費用」の処理に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 当期に支払った費用のうち、次期以降の分を資産として繰り延べる処理
- 当期の収益として計上すべき金額のうち、まだ受け取っていない分を計上する処理である
- 当期にまだ支払っていないが、当期の費用として発生している分を負債として計上する処理である
- 固定資産の取得原価を耐用年数にわたって費用配分する処理である
- 商品の期末棚卸高を売上原価の計算に反映させる処理である
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正解:当期に支払った費用のうち、次期以降の分を資産として繰り延べる処理
前払費用とは、支払った費用のうち次期以降に対応する部分を当期の費用から除き、資産として次期に繰り延べる決算整理項目である。
【正解の理由】
例えば向こう1年分の保険料を前払いした場合、決算日時点でまだ経過していない期間分は当期の費用ではなく、次期以降の費用となるため、資産(前払費用)として計上し繰り延べる。
【不正解の理由】
• 「収益のうちまだ受け取っていない分を計上する処理」:これは未収収益の説明であり、前払費用とは異なる概念である。
• 「まだ支払っていないが発生している費用を負債として計上する処理」:これは未払費用の説明であり、前払費用とは逆の性質を持つ。
• 「固定資産の取得原価を耐用年数にわたって費用配分する処理」:これは減価償却の説明であり、前払費用の処理とは異なる。
• 「期末棚卸高を売上原価の計算に反映させる処理」:これは売上原価の算定に関する決算整理であり、前払費用とは別の論点である。