基本情報技術者試験 練習問題 56:法務:匿名加工情報の定義
個人情報保護法で規定されている「匿名加工情報」に関する記述として、正しいものはどれか。
- 特定の個人を識別することができないように個人情報を加工し、復元もできないようにした情報である。
- 個人情報を暗号化して保存することで、漏えい時のリスクを低減させるためのセキュリティ技術である。
- 個人情報の一部を仮名に置き換えることで、他の情報と照合すれば個人を特定できる情報である。
- 個人情報を統計処理することで、全体の傾向を把握できるが個々のデータは完全に破棄された情報である。
- 個人情報を本人の同意なしに第三者へ提供できるよう、氏名と住所だけを削除して作成した情報である。
正解と解説を見る
正解:特定の個人を識別することができないように個人情報を加工し、復元もできないようにした情報である。
個人情報保護法における匿名加工情報について、特定の個人を識別できないように加工し復元できないようにした情報であるという説明が正解です。
【正解の理由】
匿名加工情報は、ビッグデータとして個人情報をビジネス活用するために設けられた仕組みです。個人を特定できる記述(氏名等)を削除し、かつ元の個人情報を復元できないよう適切に加工された情報を指し、この状態であれば本人の同意なく第三者へ提供することができます。
【不正解の理由】
• 「暗号化して保存することで、漏えい時のリスクを低減させるためのセキュリティ技術」という説明は誤り(暗号化は匿名加工情報を作る手段そのものではない)
• 「一部を仮名に置き換えることで、他の情報と照合すれば個人を特定できる情報」という説明は誤り(これは「仮名加工情報」の説明。匿名加工情報は復元・特定不可である必要がある)
• 「統計処理することで、全体の傾向を把握できるが個々のデータは完全に破棄された情報」という説明は誤り(匿名加工情報は個々のレコードとしては存在する)
• 「本人の同意なしに第三者へ提供できるよう、氏名と住所だけを削除して作成した情報」という説明は誤り(氏名・住所だけでなく、特定可能なすべての要素を十分に加工する必要がある)