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情報セキュリティマネジメント試験 練習問題 10:バックアップの種類と戦略

バックアップとディザスタリカバリについて述べた文として、最も適切なものはどれか。

  1. フルバックアップはシステム全体をコピーするため、復旧時間がかかるが復旧データは完全である。
  2. 差分バックアップ(Differential Backup)は前回の差分バックアップからの変更分のみをバックアップする。
  3. RPO(Recovery Point Objective)は目標復旧時間であり、RTO(Recovery Time Objective)は許容可能なデータ損失量を示す。
  4. ディザスタリカバリプラン(DRP)は災害が発生した場合の復旧手順書であり、策定後の検証テストは不要である。
  5. バックアップメディアは本体と同じロケーション(場所)に保管することが最適である。
正解と解説を見る
正解:フルバックアップはシステム全体をコピーするため、復旧時間がかかるが復旧データは完全である。

バックアップとディザスタリカバリは事業継続性を確保するための重要な対策です。

バックアップの種類:

フルバックアップ(Full Backup):
システム全体のすべてのデータをコピーします。
- メリット:復旧が完全で簡単
- デメリット:時間がかかり、容量を消費

増分バックアップ(Incremental Backup):
前回のバックアップ(フルまたは増分)からの変更分をバックアップします。
- メリット:高速、少容量
- デメリット:復旧時に複数バックアップを順に適用する必要がある

差分バックアップ(Differential Backup):
前回のフルバックアップからの変更分をバックアップします(増分ではなく差分)。
- メリット:復旧時の手順が増分より簡単
- デメリリット:時間が経つほどサイズが大きくなる

正しいのは「フルバックアップはシステム全体をコピーするため、復旧時間がかかるが復旧データは完全である」です。

RTO と RPO:
混同しやすい概念です。
- RTO(Recovery Time Objective):目標復旧時間。災害発生からシステム復旧までの許容時間
- RPO(Recovery Point Objective):目標復旧時点。許容可能なデータ損失量。バックアップ時刻とシステム障害時刻の差

バックアップメディアの保管:
本体と同じロケーションに保管すると、火災・盗難等で本体とバックアップの両方が失われるリスクがあります。地理的に離れた場所への保管(オフサイトバックアップ)が推奨されます。

DRPの検証:
ディザスタリカバリプランは策定後、定期的に検証テスト(ドリル)を実施して、実際に機能するかを確認する必要があります。

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