ITパスポート試験 練習問題 53:情報セキュリティ:生体認証の精度評価
バイオメトリクス認証における、本人拒否率(FRR)と他人受入率(FAR)の関係に関する説明として、正しいものはどれか。
- 本人を誤って拒否する確率と、他人を誤って受け入れる確率は、常に比例して増減する関係にある。
- 本人を誤って拒否する確率を低く設定すれば、他人を誤って受け入れる確率も同様に低く抑えられる。
- 他人の受け入れを防ぐためにセキュリティを高めると、本人を誤って拒否する確率は必ずゼロになる。
- 本人を誤って拒否する確率を極限まで下げることで、本人と他人の両方を完全に正しく識別できる。
- 本人を誤って拒否する確率と、他人を誤って受け入れる確率は、互いにトレードオフの関係にある。
Qraftユーザーの成績:難易度 Bランク(レーティング1218)・正答率 50%(16/32回正解)
レーティングは解いた人の実力と正誤から算出する難しさ(初期値1200)。ランクはその全問題中の順位(S+が最難関、F-が最易)
正解と解説を見る
正解は、本人を誤って拒否する確率と、他人を誤って受け入れる確率がトレードオフ(=一方を追求すれば他方が犠牲になる関係)にあることを説明した内容です。
【正解の理由】
バイオメトリクス認証(=指紋や静脈などの身体的特徴を用いて個人を識別する技術)の精度は、本人拒否率(FRR)と他人受入率(FAR)で評価されます。セキュリティを厳しくして他人を誤って受け入れる確率を下げようとすると、本人であっても少しの差異で弾かれてしまう確率が高まるため、両者はトレードオフの関係になります。
【不正解の理由】
• 「本人を誤って拒否する確率と、他人を誤って受け入れる確率は、常に比例して増減する関係にある」は誤りです。一方が下がればもう一方が上がるという反比例(トレードオフ)の関係です。
• 「本人を誤って拒否する確率を低く設定すれば、他人を誤って受け入れる確率も同様に低く抑えられる」は誤りです。両方を同時に下げることはできません。
• 「他人の受け入れを防ぐためにセキュリティを高めると、本人を誤って拒否する確率は必ずゼロになる」は誤りです。セキュリティを高めると、本人を拒否する確率は逆に上昇します。
• 「本人を誤って拒否する確率を極限まで下げることで、本人と他人の両方を完全に正しく識別できる」は誤りです。本人拒否率を下げると認証の判定基準が甘くなり、他人を受け入れるリスクが増大します。