基本情報技術者試験 練習問題 39:システムアーキテクチャの形態
シンクライアントシステムについて述べた文として、正しいものはどれか。
- 端末側に必要最小限の機能しか持たせず、アプリケーションの実行やデータ保存などの主要な処理をサーバ側で行うシステム形態である。
- すべての端末が対等な立場でネットワークに参加し、特定のサーバを介さずに互いのデータを直接やり取りして処理を分散する方式である。
- 処理能力の高い端末を各ユーザーに配置し、サーバの負荷を減らすために複雑な計算やデータ処理をすべて端末側で完結させる構成である。
- ネットワーク接続が切断されたオフライン状態でも、端末内のキャッシュを利用してすべての業務を継続できる高可用性のシステムである。
- サーバを一切使用せず、クラウド上のストレージサービスのみを利用して全端末のデータを自動的に同期・バックアップする仕組みである。
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正解:端末側に必要最小限の機能しか持たせず、アプリケーションの実行やデータ保存などの主要な処理をサーバ側で行うシステム形態である。
シンクライアント(Thin Client)システムとは、ユーザーが使う端末には必要最小限の機能(画面表示や入力など)のみを持たせ、アプリケーションの実行やデータ保存などの主要な処理をサーバ側へ集約する仕組みです。正解はこの内容の通りです。
【正解の理由】
「Thin(薄い、少ない)」という言葉の通り、端末側のリソースや機能を減らし、サーバ側で集中管理することで、情報漏えい対策や管理コストの削減を図る目的があります。
【不正解の理由】
• 「サーバを介さずに互いのデータを直接やり取りする」という説明は誤り。これはP2P(ピアツーピア)システムの説明です。
• 「計算やデータ処理をすべて端末側で完結させる」という説明は誤り。シンクライアントとは真逆の、ファットクライアント(リッチクライアント)と呼ばれる従来型のPC構成の説明です。
• 「オフライン状態でもすべての業務を継続できる」という説明は誤り。シンクライアントは処理やデータをサーバに依存しているため、ネットワーク接続が必須です。
• 「クラウド上のストレージのみを利用して自動同期する」という説明は誤り。これは単なるクラウドストレージやファイル同期サービスの説明であり、アプリケーションの実行基盤を含むシンクライアントの概念とは異なります。