AWS Certified Solutions Architect Associate(SAA-C03) 練習問題 52:データ移行:オンライン同期
オンプレミスのデータセンターにあるファイルサーバー(NFSまたはSMB)に蓄積された数百テラバイトのデータを、AWS上のAmazon S3やAmazon EFSへ継続的かつ効率的に同期・移行したいと考えています。ネットワーク帯域幅の制御やデータの整合性検証を自動で行うための最も適切な方法はどれか。
- AWS Direct Connectを利用して、オンプレミスからスクリプトでファイルを転送する。
- AWS DataSyncエージェントをデプロイし、自動化されたデータ同期タスクを実行する。
- AWS Storage Gatewayのファイルゲートウェイを構築し、全てのデータを移行する。
- AWS Snowball Edgeデバイスを注文し、オフラインでデータ転送を複数回実施する。
- Amazon S3 Transfer Accelerationを有効化して、API経由でアップロードする。
Qraftユーザーの成績:難易度 Cランク(レーティング1192)・正答率 47%(7/15回正解)
レーティングは解いた人の実力と正誤から算出する難しさ(初期値1200)。ランクはその全問題中の順位(S+が最難関、F-が最易)
正解と解説を見る
正解は、AWS DataSyncエージェントをデプロイし、自動化されたデータ同期タスクを実行するアプローチです。
【正解の理由】
AWS DataSyncは、オンプレミスのストレージシステム(NFSやSMBなど)とAWSストレージサービス(S3、EFS、FSxなど)の間で、大量のデータをオンラインで高速かつ安全に転送するためのサービスです。ネットワーク帯域幅の制限設定や、転送中および転送後のデータの整合性検証といった機能が組み込まれているため、数百テラバイト規模の継続的な移行に最適です。
【不正解の理由】
• 「AWS Direct Connectを利用して、オンプレミスからスクリプトでファイルを転送する」という説明は誤り。Direct Connectは専用線を提供するネットワークサービスですが、ファイル転送スクリプトを自作・運用するのは手間がかかり、エラー処理や再送制御の実装も必要になります。
• 「AWS Storage Gatewayのファイルゲートウェイを構築し、全てのデータを移行する」という説明は誤り。ファイルゲートウェイはS3をオンプレミスの共有フォルダとして見せるためのハイブリッドストレージサービスであり、既存データをクラウドへ一括・継続移行するための専用ツールではありません。
• 「AWS Snowball Edgeデバイスを注文し、オフラインでデータ転送を複数回実施する」という説明は誤り。ペタバイト級のデータやネットワーク帯域が極端に狭い場合には適していますが、「継続的かつ効率的に同期」するという要件にはオンラインのDataSyncが適しています。
• 「Amazon S3 Transfer Accelerationを有効化して、API経由でアップロードする」という説明は誤り。長距離のS3アップロードを高速化する機能ですが、ファイルシステム上の大量のファイル同期タスクそのものを自動化・管理する機能は持っていません。